1.補正予算に税収減は反映されているのか?
今年度は、当初予算の時に想定した税収が上がるとは到底思えない。日本の税収は景気に左右されやすい所得税や法人税に頼っているからで、安定的な消費税率は先進国中、最低だからだ。他国に比べて税収減が歴然と現われそうだ。第3次予算で赤字国債はさらに増発か?ちなみに積み上がった赤字は、MMT信者が何と言おうと①増税②徳政令③国家の目に見えない形での資産強奪【=ハイパーインフレ】のいずれかで返済しなければならない。日銀の財務状況を見ていると③の可能性が一番高いと思う。借換債で借り続けていればいいという人もいるが、長期債は満期に必ず償還しなければならない。その償還資金を賄う国債のことを借換債というが、「元本が満期に返ってこない」と思ったら誰も国債(借換債)を買う人はいなくなる。満期が来た国債の償還資金が無くなる。これを避けるためには日銀は未来永劫に国債を買い続けますますメタボになる。すでにFRBの4倍もメタボ。だから政府は、この緊急時に、他国と違い大胆な財政出動が出来ない。放漫財政のツケだ。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58259560Q0A420C2MM8000/
2.現金は王様
本日の日経1面記事。日本電産の永守会長曰く「「今はキャッシュ・イズ・キング(現金は王様)。企業の買収価格が去年より3割下がっているとしても、現金の価値は5倍や10倍に高まっている。同じ1億円でも去年と今では価値は全く違う。先が見えるまで安易な投資はしない方がいい」Agree .企業も国もスタンスは同じ。だから私はドルMMFをお勧めする。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58252910Q0A420C2SHA000/
3.強いドル変わらず
本日の日経新聞。農中の奥理事長いわく「為替相場ではドルの強さが鮮明になった。この基調は変わらないだろう。これに対し『有事の円買い』は過去の話になりつつあるのではないか。以前は何か起きたとき、円が様子見で買われることもあったが、それほど合理的な動きではなかったと思う」Agree 。だから私はドルMMFをお勧めする。さらに理事長は「「世界的に株価はいったん大きく下がったが、財政金融政策への期待から若干戻した。今は小康状態だ。ただ企業の2019年度決算などの数字が出て経済がいかに悪いか明らかになれば、二番底になる恐れがある。株式市場は先行して反応するので、影響は5月に出るかもしれない」ともおっしゃっている。これもAGREE。だから私はドルMMFをお勧めする。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58246410Z10C20A4EE8000/
4.ハイパーインフレ発生
昨日、twitterに拙著『日本破綻寸前』(幻冬舎)は売り切れだよ」という書き込みがあった。出版社に聞いたら、4月11日(土)に日経新聞に大きな広告が出た翌日から品切れになってしまったとのこと。本屋さんの多くが臨時休業なので、アマゾン、楽天ブックスに集中したらしい。値段をみたら、定価(1300円+税)のはずが2400円*送料で売っていた。私の本が定価より高い値段で売られているのは、初めての経験。確かに供給が途絶えるとインフレになるいい例だ。他の方の本ならともかく、私の本が2400円とはハイパーインフレ発生だ!!(笑い)