1.何故、安倍首相は米国並みの超大型支援策を発動しないのか?
米国に比べ日本政府の支援策はあまりにみみっちい。超大型支援策は次の選挙で極めて有利になるから安倍首相も今こそ発動したいはず。「財政より国民の生活の方が大切ではないか」もおっしゃる通りだから発動したいはず。でもなぜやろうとしないのか?平時に金をばらまきすぎ金が無いからだ。
2.財政が逼迫した日本政府は出来ないだろう(英フィナンシャル・タイムズ特約記事)
本日の日経の英フィナンシャル・タイムズ特約記事曰く「ある大手企業の最高経営責任者(CEO)は、日本株式会社の存続は後々、さらに大きな試練が訪れるとみる。大量倒産やリストラが発生し、業界全体の救済が必要になるという現実への対応が求められるが、財政が逼迫した政府にはできないだろう」。「財政が世界1逼迫した日本国政府にはなにも出来ないだろう」と英国人の目にも映っている。平時にバラマキを続けたツケだ。生存権を冒されている人たちに集中的にお金を渡さないと、この国は持たない。それなのに財政再建に票にならないからと無関心だった政治家が「今こそ大型財政出動を(&日銀の国債買い取り)」と声高に主張するのは無責任と言わざるをえない。日銀は臨界点に近づいている。この機に日銀が破綻したら生存権を主張できなくなる人が山ほど出る可能性がある。怖い。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO58377910S0A420C2TJ2000/
3.米国の大型支援策
親戚の知人の方からの話で又聞きではありますが。日系商社が緊急融資の要請を米政府にしたら$1.45M(約1億5000万円・その会社のボーナスを含む2.5ヶ月分のローカル社員の給与)が支給されたそうです。2年間の融資、金利1%、最初の金利支払い7か月後。しかも今後8週間の間に、昨年の平均値比、社員数及び給与総額を保てば最高で100%この借入が免除されるそうです。外国資本の商社への手厚い保護(従業員保護の目的でしょうが)。50万100万円ではありません。アベノマスク二枚でもありません。財政赤字が対GDP比で日本の半分。中央銀行のメタボ(=国債買い取り度)が日本の4分の1だからこそ、この緊急時の大型発動が出来たわけです。財政健全化を怠った政府を持つ日本の悲劇です。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58359930S0A420C2MM8000/