1.4社に1社が赤字
26%の企業で1~3月期が赤字になったそうだから今年度の法人税収も当初予算どおりとはいかないだろう。2次補正で修正があるのか?来年度の法人税収はどうなってしまうのだろう?赤字国債の大増発。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59163570V10C20A5EA2000/
2.時代は変わる
「1990年代には世界最大の事業規模を誇ったレナウンが民事再生。1982年に邦銀ロンドン支店に転勤した時、ひょんなことからウインブルドン・テニスでレナウンのマーキー(接待用テント)に入れてもらった。コナーズ対マッケンローの決勝戦を替わりばんこに見せてもらったことを思い出す。米国では留学時代(1978-80)に隆盛を誇っていたJCペニーが経営破たんとのニュースとのニュースも本日流れた。時代が変わっていくと、嫌というほどに知らされる。そういえば日本債券信用銀行(日債銀)が経営破綻した198年、NHKのアナウンサーが「日銀がつぶれました」と読んで(すぐ修正が入ったが)私はびっくりして飛び上がったが、今、そんなニュースを聞いても「やっぱり」と思うだけになってしまった。時代は変わる。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59201450V10C20A5EA1000/
3.自動車社会を放棄するか?
国会議員時代につくづく思ったのだが、この国はなにか事件があるとすぐ規制強化だ。米国のような自己責任という概念が無い。重大自動車事故があると制限時速50㎞を40㎞に下げ、次は30㎞に下げる。最後は交通事故死を無くすために車を無くせとなるのか?バランスを決めねばならない。コロナも同じ。
4.米国の財政出動は日本に比べて段違いに大きいのか?
Twitterに質問が来た。「藤巻さん 質問です アメリカが200兆真水の財政出動をします 日本は26兆程度です 円高になりませんか? 円高になったら対外純資産が価値を失うと思うのですが問題はないですか?」
私の返事は以下の通り。「
「日本は平時にすでに米国とは異次元の『財政出動、中央銀行の国債買い取り』を行っています。米国が体重を100㎏から200㎏に増やすときに、日本は400㎏の体重を425㎏に増やそうとしているというだけの話です。日本の方が危険状態です。
5.日銀が国債の爆買いを辞めても長期金利は上がらないか?
Twitterに「日銀が国債の爆買いを辞めても民間の買い手が必ず現れるから金利が跳ね上がるわけがない」という趣旨のリツイートが書き込まれた。私の回答は以下の通り。
「1998年12月、当時最大の国債購入者(それでも発行額の19%)資金運用部が国債の買いを辞めると発表しただけで0.6%から2.4%に跳ね上がりました。慌てた大蔵省が買い取り継続発表してことを収めました。今の日銀は貯金まで年間発行額の70~80%も買っていました。今、日銀が購入を辞めれば40%くらいまで上昇では?と思います」
さらに反論が来た。
「藤巻先生、市井の民にわざわざリプをいただき恐縮です。資金運用部ショックのことは承知しております。日銀が買い取りを止めると言えば、瞬間的には長期金利が跳ね上がるかもしれませんが、すぐに裁定が働き、低位で安定することになると思いますよ。リスクのない国債で運用したいという需要はあります」
それに対する私の返事は以下のとおり。
「平成29年度で国は141.3兆円の国債(新規国債30数兆円+満期が来た国債の償還資金を得るための借換債約110兆円)を発行しています。日銀は年間96.2兆円購入してます。96.2兆円の買い手がいなくなれば値段暴落(長期金利急騰)だとは思いませんか?暴落する途中で買い向かうディーラーなど皆無ですよ。ちなみに私はディーラー時代にヘッジファンドの雄・ムーアキャピタルのオーナー、ルイスベーコン氏から「あのクレージなジャパニーズの名前。何って言ったっけ?」と言われたほど、クレージーな大勝負を何度かしましたが、こんな圧倒的な買い手がいなくなっての暴落時には、怖くて絶対に手が出ませせん。何度も修羅場をくぐっていないとお分かりにならないかもしれませんが」