(↑ クリフ・アイスラー氏の書斎。左上に私の写真。その右は相撲の写真)
1.国民一人10万円の配布の財源はである消費増税かハイパーインフレか?(消費税の徴税力の高さは『化け物』)
国民一人10万円の配布で13兆円もかかる。今年度の法人税は、この施策のみで吹っ飛ぶ。
国民はバラマキのみを求め。財源を気にしていないようだが、それは「誰かの金で返済してくれる、自分に将来の負担はない」と思っているからではないか?1111兆円の借金も、きっと「自分のではない、誰かの金で返済してくれる」と思っているからではないか?この点に関して、4月27日の内閣府の「第7回 選択する未来2.0」での権丈 善一 慶應大学教授の発言に注目したい。(p11~)教授は社会福祉の財源の話をしているのだが、この国民一人当たり10万円配布を例として挙げ「広く配るというのは莫大な額がかかる。財源は広く集めるしか方法がない。」「広く集めるには 徴税力の高さが『化け物』である消費税しかない」とおっしゃっている。「所得税の累進度を上げて高所得者から低所得者へというような話もあるが、所得の最も高い層の所得税率を100%にしても、税収は消費税1パーセント程度しか得られない」「相続税は、負担が重くなりすぎていると思われていたバブル期(最高税率75%)でさえ消費税2%程度にすぎない」。「大きく徴税力を上げるのは、全体にみて課税所得の大きい層(藤巻注・課税最低限の引き下げ、もしくは低税率部分の税率上げ)しかないがこれは政治的に無理だろう」(藤巻注:これらは私も国会議員時代、国税庁に聞き権丈教授と同じ数字を得たいる)とおっしゃっている。
今のコロナ禍対策費をはじめ1115兆円の借金を税金でかえそうとすると消費税大増税しかないというこだと。この10万円は他人ではなく自分が返すという認識が重要だ。我々高齢者は死んでしまうから若い人が負担するということで世代間格差の拡大でもある。もしくは我々高齢者を中心とした世代がハイパーインフレという形で国の借金を清算するという選択もある。もちろん現代版ジョン・ローの錬金術を信じて事態を悪化させた負担増を含めた返済を消費税大増税かハイパーインフレで返していくことになる。
2.クリフ・アイスラー氏の書斎
元JPモルガン東京の経理部長(当時の東京はエリートコースだったから本部に行ってすごく偉くなった)のヘッドで今ヘッジファンドにいるクリフ・アイスラー氏が先日、彼の書斎の風景の写真を送ってくれた。相撲と共に、私の写真も。(最上部ご参照)